推命占佳

タロットの世界へようこそ。今回は「力」です。

タロットカードの解説もこれで4枚目になります。タロットカードはその歴史も大変に古くまた、何度か変更もされてきたようです。その奥の深さは解説を書く自分も驚くようなものばかりです。

さて、今日は「力」ですどんな世界なんでしょうか?

22枚の大アルカナと56枚の小アルカナの78枚が現在のタロットですが、昔は枚数も順番も違うものでした。「力」もウェイト版では11番目としていますが8番目に配列されたのは有名でウエィト版を良しとしない理由の一つでもあります。

さて、獅子を手なずけているのは現在は美しい女性ですが、当初は鎧をつけた若者が獅子を棒で打ち負かしたりしている光景になっていました。他にも、旧約聖書の英雄サムソンが獅子と格闘する風景や、ギリシア神話の獅子を倒したヘラクレスなどの男性が描かれています。

「女力士」が登場した木造版、剛力な女性がライオンの姿で現れた初期のものとは今までと違うものとなされている。
現在優しく美しい女性が、ライオンの口を閉じている。女性の帽子の形が数字の「8」にになっており、エジプトでは不老不死を表すシンボルだったことから、ウエイト版ではさらに改良して「無限大のきごう インフィニティ」の印を女性の頭部に描いている。

人を超越した高次元のエネルギーがこのカードに暗示されている。

さて、このライオン何を意味するのか?実はにんげんの精神の一部で無意識や本能を表す。ここでのライオンはまさに獣性といえよう。怒りや不満、ネガティブな感情、人間の影の部分を象徴します。

女性がまとう白い衣装は完全な受動性、あらゆる神の意志を受け入れることを示すもの。ベルトのように連なった花がライオンと女性をしっかり結びつけている。
これはすでにどう猛なライオンは女性に服従している証拠なのです。

本当の「力」とは力で破壊したり、圧するということではなく「手なずけ、調和させる」ということ。純粋無垢な精神性がいとも簡単にそれを果たすという暗示です。

潔であればあるほど、人は自己の獣性「ここでいうライオン」に打ちのめされていくでしょう。人間の計り知れない欲望と本能を飼い慣らすのは人の永遠のテーマなのです。このカードはそういう意味なのです。

このカードは「精神性」を表していて、腕力や権力を物語っているのではありません。

精神力とは、人間の土台になるもので、隠和で根気強さ、忍耐すること、妥協することを意味します。
カードのライオンは本能や欲望でそれをどのように手なづけるか、じっくり腰を据えて物事に取り組んだり、焦らず事態を容認したり、肉体と精神のバランスを取ることを意味します。

崇高な精神性は怒りや不満などの内面性や敵対する他人からの攻撃や環境の変化も制することが出来るというカードです。



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