今週は例の大問題になっている「狂牛病」の解説もありました。
その中で「プリオン」ってたびたび言葉が出てくるのですが、これは何なのでしょうか?
普通は病気が移るのは、「細菌」などウイルス等が間に入って感染してゆくのですが、この「狂牛病」は全く違う方法で移ってゆきます。
それが「プリオン」です。
「プリオン」は蛋白質の一種で動物にはだいたいあるものなのです。牛の場合は「目」「脳」「脊髄」「腸」などに含まれています。
本来「プリオン」は何も悪さはしない良性なので、なんら問題は無いのです。
ところが「がん」と一緒で一部突然変異した「悪性のプリオン」がイギリスで発病してしまったのです。
「悪性プリオン」を誤って食べてしまうと、それが良性の何でもないプリオンに引っ付いてしまい、何と良いプリオンが悪性プリオンに変わってしまうことが起きるのがわかりました。
すると「目」「脳」「脊髄」「腸」のプリオンがその細胞を殺してしまい、「すかすかの脳」になり機能しなくなって最後は死んでしまうのです。
これが「狂牛病」です。
元々イギリスでは牛には「草」を食べさせていたのですが、ある時「羊の肉の粉末」を加えるとおいしい肉牛になりはしないかと考えた人達がいて本来の餌とは違う物を与えたそうです。
ところが、「羊にはほんの一部でこの悪性プリオン」が発生しているものがいたらしく、それが何と牛に移ったのが発端だそうです。
こうして、今度は牛が「骨肉粉」として別の牛の餌となりどんどん「悪性プリオン」が広まってしまった。
あっと言う間にヨーロッパはほぼ全滅、世界に広まった訳です。
当初は牛だけの病気であり。「人間には移らない」と言う説だったのですが、イギリスで人間に移った事例が出て大変な騒ぎになりました。
食べてすぐに発病するのではなくて、4年から20年もじわじわと「悪性プリオン」が増えるので移ってからもわからないのだそうです。
感染はありません。とにかく「悪性プリオンを食べる」ことで移るのです。
今は牛のエキスとかであらゆる食品に混ざっているし、相変わらず「肉骨粉」は闇ルートで販売されて牛は食べているわで、どれが安全でどれが危険なのはよくわからない状態です。
政府もやっと本気で動きだしたものの、混乱ぎみですよね。
ヨーロッパはすでに対策は十分とられていてほぼ安全です。他の国でも牛の検査をして食肉にしてる国が多て外国の方が日本より安全といわれています。
早く、安全な基準作りをしてほしいですねー。でないと牛肉は食べれなくなります。
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