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ワタシの独断とひとりごと
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2006.10.03 清潔すぎて・・・!?


巷にあふれる “抗菌” とか “除菌” グッズの数々・・・
以前からず〜っと疑問に思っています。

どうも 
“細菌”=“不潔” と思い込んでいるのはないでしょうか?

学術的なことはわかりませんが、そんなはずはない!!
細菌だってこの世に存在している以上、必ず何らかの存在意義があるはず。
どこかで生態系バランスの維持に関係しているはずなのです。
それを人間の都合だけでなくしてしまおうなんて、なんとものぼせ上がった愚かな行為としか思えません。
よく「善玉菌」、「悪玉菌」なんて分けていますが、これだって“人間にとって・・・”という解説が必要に思いますね。

実際、人間の口の中っていちばん細菌が多いんですってね。

戦後、日本の生活環境が清潔になりすぎて、かえって体が弱くなっている(細菌に対する抵抗力が落ちている)という話はよく聞きます。
海外旅行に行って、現地の水でお腹を壊して下痢するのは日本人だけ、という話もよく聞きますね。
こうしたことからもわかるように、細菌はなくしてしまうものではなく、上手に共存していくべきものなのです。

最近増えているという「アトピー」や「O157」による食中毒も結局は細菌をこの世から締め出そうとした“しっぺ返し”なんですよね。

人間だって自然界の中の一員。
自然や他の生物たちと共存していかなくてはならないんです。
だから殺菌剤なんて作っちゃいけない。 抗菌グッズもいらない。
高気密・高断熱住宅なんて作っちゃいけない。
エアコンなんて使っちゃいけない。
クルマも必要以上に使っちゃいけない。


・・・おっと、話を元に戻して・・・

そんな細菌を殺してしまう殺菌剤、家庭で使われた後は地中にしみこんだり、下水を通って処理場へ行き、ここでも殺菌処理が行われますね
そして最終的には海へ・・・
すると海の細菌類も死んでいき、生態系バランスは確実に崩れます。
赤潮の発生もこれが原因といわれています。

全世界で使われる殺菌剤の約4分の1は日本で使われているそうですね。
日本人の変な「清潔好き」のせいで貴重な資源をムダに使い、不要なものを作って、そして結果的には地球を汚しているんですね。

もういいかげんに変な「清潔好き」はやめましょうよ。
もっと本当の意味での「清潔」があるように思うのですがねぇ。